Gilja's logs of the struggles with programming

シン母駆け出しエンジニアの奮闘記

WScriptの活用2

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引き続き、VBScriptの学習です


COMオブジェクト

COMオブジェクトとは

COMコンポーネントが提供するオブジェクト

COMコンポーネントはDLLファイル(またはOCXファイル等)としてシステムにインストールされている

アプリケーションやOSの機能を呼び出せるもの

レジストリにProgIDと呼ばれる一意に識別されるコンポーネント名が登録されている

タイプ・ライブラリが存在するCOMコンポーネントが、WSHから使用できる

タイプ・ライブラリとは、オブジェクトにどんなメソッドやプロパティ等があり、どういう動作をするかを説明するもの


CreateObjectについて

記法: WScript.CreateObject(ProgID, (接頭辞))

Point 接頭辞とは、イベントを監視するためのプリフィックス

イベント=オブジェクトが何らかのアクションを起こした際にホスト(WSH)に送られるメッセージ

VBScriptにも同様の機能のあるCreateObjectメソッドが存在するが、第2引数の設定可能なのが異なる点である

ProgID

  • IE: InternetExplorer.Application

IEタイプ・ライブラリ

  • Word: Word.Application
ConnectObject/DisconnectObjectについて

記法: WScript.ConnectObject obj1, (接頭辞))

Point 接続したオブジェクトのイベントを補強するために使用

また、DisconnectObjectメソッドは、引数に監視中のオブジェクト変数を指定し、イベント監視を解除する

(※イベント発生中に実行されるとエラー)

GetObjectについて

記法: ```WScript.GetObject(ファイルパス/モニカ)

モニカとは:実行中のオブジェクトの種類を示す文字列

Point 存在するオブジェクトを取得し、機能を呼び出す

サンプルコード(list_cpu.vbs)ではCPUの種類を表示するvbsファイルを作成

使用オブジェクト:WMI(WindowsManagementInstrumentation)


タイプライブラリの閲覧方法について

Officeアプリから閲覧する方法

  1. アプリ起動

  2. [Alt] + [F11] Visual Basic Editorを開く

  3. メニュー [表示] - [オブジェクト ブラウザ] / [F2]キー

  4. 右クリック - [参照設定]

  5. 調べたいオブジェクトのライブラリのチェックボックスをON → [OK]

  6. 上部ドロップダウンから、5で選択したライブラリファイル名を選択

  7. 表示

  8. クラスリストビュー:オブジェクト

  9. リストビュー:オブジェクトのメンバ(プロパティ/メソッド/イベント等)